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頭の片隅の記憶

ハッピー・デス・デイ【ネタバレ注意】

見ました🎂

 

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※以下ネタバレします。うろ覚え箇所あり。全て個人の感想です。

 

 

ハッピー・デス・デイ

2017年/アメリ

 

 


18日月曜日、誕生日の朝、主人公ツリーは昨日酔っ払ったところを連れ帰ってくれたカーターの部屋で目を覚まします。ほとんどお礼も言わず、とっとと部屋を出て、家(おそらく寮かな?)に帰るツリー。彼女はあまり性格が良い方ではなく、有り体に言ってビッチです。

 

ーー(…ここで胸に目がいったのはわたしだけではないはず…)

ツリーはとても可愛くてセクシー。個人的に宇垣美里アナに似てると思った。体にピッタリな服をさらりと着こなして、ヒールで颯爽と歩けるのすごく憧れる…✨羨ましい…。

 

 


友達のダニエルに呼び止められたのを適当にかわして、自分の部屋に入ると、ルームメイトのロリがいました。誕生日を積極的に明かしてなかったのにロリは手作りのカップケーキを用意していましたが、ツリーは受け取ったそばからゴミ箱に捨ててしまいます。

 

ーーこのあたりからも性格が垣間見れる…。

 

 


講義に遅れて到着したツリーは、担当のグレゴリー教授に意味ありげな目配せをします。その後ダニエル主催のミーティングに参加しますが、食事とココアを持っていたためダニエルに責められたメンバーと忘れていったブレスレットをツリーに返したかったカーターがぶつかり、ココアまみれに。

 

ーー食事制限が結構厳しそうだったけど、なんのサークルだったんだろう…。

 

 


大学のあとは病院へ向かうツリー。ルームメイトのロリにばったり出くわし「まだ続いてるの⁉︎」と言われ気まずい思いをしますが、グレゴリー教授の部屋へ。2人は不倫関係でした。しかし今日は奥さんが訪れたので、ツリーはすぐに帰らなければなりませんでした。


その日の夜はパーティ。(バースディではない名目)

支度中のダニエルが早く行くよう声をかけてきますが、後から行くと返答。その時一瞬停電が起こりますが、なんなく復旧し、支度に戻るダニエル。


一人でパーティーに向かうツリー。大学のキャラクターのベビー・マスクを被った一団とすれ違います。

 

ーー最後尾の人が振り向いてずっと見てるシーン好きだなと思った。でもこの人は犯人ではないはず、確かマイクさん。

 

 


人通りのないトンネルにたどり着いた時、「ハッピーバースデー」の曲が聞こえてきました。見るとトンネルの真ん中にオルゴールが置いてあります。誰かのイタズラだと思い、気味悪がりながらもスルーして進もうとすると、ベビー・マスクをつけた人物が現れ、ツリーを刺し殺してしまいました。

 

 

またカーターの部屋で目覚めるツリー。

全く同じことを言うカーター。部屋に飛び込んでくるカーターのルームメイトのライアン。視線を送ってくるサングラス男。署名活動の女性。いきなり出るスプリンクラー。ずぶ濡れのカップル。倒れる新入生。なるクラクション。メールの返事を求めるティム…。

家に帰れば、声をかけてくるダニエル。部屋にいるロリ。

何もかもが目覚める前と全く一緒。しかし今回はカップケーキを捨てませんでした。


パーティに行くまでも同じで、またオルゴールが鳴ってるトンネルに差し掛かりましたが、そこを回避し、無事パーティ会場へ。ですが侵入していたベビー・マスクによってまたも殺されてしまいます。

 

 

繰り返す誕生日。次は外に出ないようにしますが、ベビー・マスクは家にまで侵入してきて、ツリーを殺したのでした。

 

 

一人では抱え切れなくなったツリーはカーターに事情を打ち明けます。カーターは容疑者をピックアップして1人1人監視することを提案しますが、その人が犯人でない場合何度も死ぬことになるのでツリーは難色を示します。しかし他に案が無いため、実行に移しますが、全員容疑から外れてしまいました。

 

ーー何度も同じことを繰り返すので、途中髪をピンクに染めたり全裸で大学構内を歩いてしまうなど開き直ったハイテンションぶり。そして様々な方法で殺されてしまうツリーがコメディタッチで描かれるので面白かったです☺️

 

 


次に目を覚ました時、ループするごとに少しずつ弱っていたツリーはとうとう倒れてしまいました。

搬送されたのはグレゴリー教授が勤めてる病院。そこでツリーは自分の体がほとんど死人と同じであると知ります。

寝てるように言われますが、ここにいても殺されてしまうと思ったツリーは病室を抜け出しますが、やっぱり院内にいたベビー・マスクに追いかけられます。


鍵を盗み、グレゴリー教授の車で病院から猛スピードで逃げるツリー。そのため途中警察に捕まりますが、警察署ならベビー・マスクも追ってこないだろうと考え、喜んで逮捕されます。手錠をかけられ、パトカーに乗せられたところで、一台の車が猛スピードで近寄ってきたかと思うと警官を跳ね、パトカーの前で急停車。その時無線で病院から凶悪犯が逃げ出したとの一報が流れてきました。ツリーは手錠をかけられているため身動き出来ず、またそのまま殺されてしまうのでした。

 

 

真犯人は凶悪犯ではないかと思ったツリーは、病院に向かい、職員に凶悪犯が逃亡するから警察を呼ぶよう告げ、彼の病室に向かいました。

 

ーー危ないところにも一人で乗り込んでしまうのがホラー映画の登場人物!

 

 


病室に着くと、拘束されているはずの凶悪犯はなぜかすでに自由の身となっており、部屋にはあのベビー・マスクが。そしてツリーに襲いかかってきました。そこにカーターが駆けつけてきますが、凶悪犯に殺されてしまいます。


ツリーはなんとか凶悪犯にとどめをさせるところまでいくのですが、倒してしまうとループからは脱出できても、カーターを失うことになると思い、自ら死ぬことを決意しました。

 

ーーここのシーン好き😢前半からは想像できないほど、ツリーの人情味が増してきている…。

 

 


目を覚ますと、元どおりカーターはそこにいました。

ツリーは自分の日頃の行いのせいでこんなループに巻き込まれたのだの反省し、善い行いをしようと試みます。

署名活動に快く応じ、カップルがずぶ濡れになる前に声をかけ、倒れる新入生には枕を用意し(カーターの)、ゲイだと知ったティムには自分に正直になるよう励まし、グレゴリー教授には不倫をやめると言いに行き、ルームメイトのロリには今までのことを詫び、感謝の気持ちを伝えます。


実はずっと父親からの電話を無視し続けていたツリー。誕生日を積極的に言ってこなかったのも、すでに亡くなってる同じ誕生日の母親を思い出すため。そのことで父親とはギクシャクした関係でした。しかししっかりと向き合うと決めたツリーは、父親に会いに行き、自分の気持ちを伝え、父娘の絆を深め合ったのでした。


そして夜。今回はしっかり準備したことが功を奏し、凶悪犯を倒すことができました。ロリがくれたカップケーキで誕生日と成功を祝うツリーとカーター。ロウソクを吹き消します。

 

 

全て終わったかと思いきや、目覚めるとまた誕生日の朝。絶望したツリーは半狂乱になりながら家に戻り、「どこか遠くに行く!」と荷物をまとめ出しました。ロリに差し出されたカップケーキを「昨日」も食べたと思っている時にハッと気付きました。私はカップケーキを食べて寝てる間に死んだのだと。


ロリを問い詰めると、彼女もグレゴリー教授を好きで、不倫しているツリーに恨みをもっていたのです。カップケーキを食べてくれなかった場合に自分の罪をきせるため、凶悪犯の拘束を解いていたのも病院で働いていた彼女でした。

2人は取っ組み合いになりますが、最終的にロリは窓から落ちて死んでしまいました。

 

 

カーターの部屋で目覚めるツリー。カーターはいつもと同じセリフ。ツリーはまた絶望しますが、そのあとの言葉はいつもと違いました。

「冗談だよ、今日は火曜日だ」


無事ツリーはループから脱出することができ、カーターと喜びを分かち合うのでした。

 

 


総評


ホラーではあるけど、笑いありジーンとするシーンありのとても面白い映画でした。

主人公ツリーが、ループする中で人としてどんどん成長していく様子は爽快感がありました。

オチも、なんかちょっとしっくりこないけどこのまま凶悪犯が犯人エンドかなと思ってたら、気持ちいいところに落ちてくれてスッキリ。モンスター的な怪人ではなく人間が犯人というところはどちらかというとミステリー要素かなと思いました。


そういえば始まる前のユニバーサルのロゴもループしてた🤣


大きい音などで過剰に驚かされることのない映画だったので、ストーリーと怪人を堪能することができました🤗

でもやっぱりベビー・マスクに襲われるシーンはしっかり怖かったです😨